ボランピオ

2017年2月号

インターンレポート「ゆうあいセンターふろしき市」

2017年02月28日 18:52 by youi_center
2017年02月28日 18:52 by youi_center

1.     はじめに

みなさん、こんにちは。私はゆうあいセンターにインターンシップでお世話になっている大学2年の学生です。インターンでは、様々な事業や取り組みに参加させて頂くことができ、その中で「ボランティアのやりがいや楽しさ」について考えることができました。そこで、今回はその取り組みの中のひとつ「ふろしき市」をテーマにお話ししたいと思います。

2.     ふろしき市とは?

ふろしき市とは、県内で活躍されるボランティア団体・NPO法人の方が出店者として集まり、来場された方々と交流しながら団体の個性あふれる手作り小物や事務用品を販売をするフリーマーケット形式のイベントです。そこには「来場者(主にボランティア等未経験者)が、出店者との会話を通じてボランティアへの関心を高め、ボランティアに参加してもらいたい」という思いが込められています。


ふろしき市当日は出店団体12団体・来場者約130名と多くの方に参加して頂くことができ、みなさん楽しそうにお話しをされている様子でした。私も出店者の方々に「活動をしていて良かったこと」など、インタビューさせていただきました。その時のお話を通じて感じたことを、少しご紹介いたします。

3.     インタビューで感じたこと

出店者の方に「活動をしていて良かったこと」について質問させて頂いたところ、「手作り作品を誉めてもらえたこと」と、周りからの反応が嬉しかったという声もあれば、「繋がりの輪が広がることで知らなかったことを学べたり、メンバーと楽しく過ごすことができ生きる励ましになる。」「施設の大勢の子ども達に顔を覚えてもらえ、普段の生活では味わえない喜びを感じることができる。」と自分の生活へ好影響があったという声が聞かれました。このお話を聞いて、ボランティアとは「誰かの助けになるだけでなく、自分の生活も充実したものにすることができるものなんだ」と、新たな視点から考え直すことができました。

また、「ボランティアを始めたきっかけ」について質問すると、「友達や知り合いの誘い」「趣味を活かして何かしたかった」「社会に出るための第一歩として」と、答えて下さいました。さらにお話を伺っていると「障がいや活動を理解してもらえない(例えば、身体障がい者は怖いイメージを持たれている等)」「人との繋がりが広がるから楽しい。だけどその分、ぶつかることもある。」など、活動を続けていく上で直面する問題についても教えてくださいました。

みなさん活動を始めたきっかけや目的は様々で活動の内容も異なりますが、その活動の中で同じような問題を感じておられることもあるようでした。しかし、そういった問題にぶつかってもなお活動を続けておられるのは、それらの問題をどうにかして解決していきたいという思いやその問題を上回るやりがいを得られているからなのかなと、お話をうかがっていて感じました。

4.     さいごに

「ふろしき市」に参加することで、様々な団体の方とお話をすることができました。私自身、ボランティアは「誰かのために何かをする」ものだと思っていたのですが、実際は「誰かのため」だけでなく、「自分のため」の行動にも繋がるということを学ぶことができました。ボランティアに参加することで、今までとは違った視点からものごとを考えられるのではないかと思うので、ぜひ今後、私自身も参加してみたいと思います!

今回私がお伝えしたかった「ボランティアのやりがいや楽しさ」がみなさんに届いていると幸いです。ボランティアをはじめるには、少し勇気がいるかもしれませんが、その勇気を振り絞って自分なりの「ボランティア」を、あなたも見つけてみませんか?

関連記事

【ゆうあいC 入居団体インタビュー⑦】 『言の葉舎』

vol.44(2024年3月号)

【寄稿】ソーシャルワーカーとして子どもの居場所づくりを考える ~子どもソーシャルワークセンターつばさのインタビューを通して~

vol.43(2024年1月号)

【寄稿】子供たちの自立を支えるNPO法人すたんど

vol.28(2020年03月号)

読者コメント

コメントはまだありません。記者に感想や質問を送ってみましょう。

バックナンバー(もっと見る)