特定非営利活動法人インターナショクナル・代表理事
菊池信孝(きくち のぶたか)さんをお招きして、
NPOの活動を分かりやすく的確に伝える「伝える方法」の講座を開催しました。
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[わかりにくい NPOのあれこれを わかりやすく伝える方法]
■当日の概要
日時:2016年2月20日(土)13時00分~15時30分
会場:津山市コミュニティセンターあいあい
〒708-0885 岡山県津山市井口21−1
講師:菊池信孝さん(特定非営利活動法人インターナショクナル・代表理事)
参加費:無料
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主には非営利団体、NPO等の広報担当者やスタッフ、テーマに興味関心をお持ちの方を対象として開催。
NPOの広報において必要である、基本的な「考え方」と「ポイント」を習得することを目標とした本講座。
講義と併せて、参加者同士のワークショップで実践や意見交換を交えつつ、
「いかにして自分たちの活動を分かりやすく伝えるか」
について学びました。
当日の講座の様子を、一部ご紹介させていただきます。
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主なトピックス
■1時間目:伝わる活動紹介
■2時間目:「広がるキャッチコピー」皆さんのキャッチコピーを作ろう
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■1時間目:伝わる活動紹介
ペアになりお互いの活動紹介を3分間ずつ行うワークに始まり、
「とても伝わってきた活動」と「伝わり辛かった活動」の違いは何か?を参加者同士で体感。
「伝えること」と「伝わること」の大きな違いを体験しました。
○どのようにすれば、分かり易く活動を伝えることができるのでしょうか?
まず、自分たちの活動について整理をするところから始めます。
"活動紹介は4つの視点から構成すると伝わる(4ポイント)”
1データ(客観視、重要性、緊急性に基づいた数値等) 2ロジック(因果関係、既存の解決策) 3ビジュアル(一目で分かる印象、写真等) 4ストーリー/エピソード(対象者・受益者の声や感想、具体的なイメージ) |
改めて自分の活動内容を以上の4観点に整理をし、書き出してみました。
いざ書いてみると、出てこない観点があると思います。
そこが普段見落としている箇所なのですね。
その点に気を付けて考えてみることで、活動内容が上手く整理されることが分かりました。
?ご存知ですか?
増え続ける情報量に対しての人間の消費できる情報量とは・・
なんと、99.96%の情報はスルーされていくという事実。
○では一体、どのようにすれば0.04%に働きかけることができるのでしょうか。
"共感を得られる話順”
1「WHY」 なんのために活動しているのか
2「HOW」 どのように活動しているか/活動の方法/自分たちの特徴
3「WHAT」 何をしているか?具体的な活動
この順番が、脳の真ん中の"感覚”に響く話の並べ方なのだそうです。
以上を踏まえて、
先ほどの4観点で整理をした自分たちの活動内容を、「WHY」→「HOW」→「WHAT」の順番に並べて伝えます。
このことで活動を分かりやすく伝え、より共感してもらうことができます。
■2時間目:「広がるキャッチコピー」皆さんのキャッチコピーを作ろう
2時間目は大手企業の商品キャッチコピー当てクイズから始まりました。
印象に残るキャッチコピー、思わず声に出したくなるようなフレーズをご紹介いただき、
企業側の戦略や特色を学ぶことが出来ました。
では、「参加者の皆さんの活動のキャッチコピー」を作ってみましょう。まずは思いつくままに、提供者・利用者2つの視点から書いて"散らかして”みます。
企業のキャッチコピーから学ぶポイントを踏まえて、
改めてキャッチコピーのアイデアを書き出します。
その後、個々人が考えたコピーを参加者同士で見て回り、それに対してコメントを添えたりと、会場が一段と盛り上がりました。
相手に共感してもらう言葉・感情に染み入る言葉・利用者の気持ちに寄り添う言葉を意識するとより"共感”してもらえるキャッチコピーになります。
良いキャッチコピーを作ることで、0.04%の中に入り込む情報にすることを可能にし、活動にも興味を持ってもらいやすくなります。
良いキャッチコピーとは、「興味」に加えて実際の「行動」を誘うもの。
キャッチコピーは作ることを目的としたものではなく、相手の行動を誘う手段です。
私たちの活動が世の中にとってどのような価値があるのか、それを表現することが1つのゴールと言えます。
ぜひ、まずは100個書き出し、3回削る作業をしてみてください。
そうして残ったものが、必要なキャッチコピーとなるはずです。
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講座の最後に・・講師の菊池さんより、
◎活動内容をいかに共有するか
◎仲間を見つけて団体内で一丸となって行動を起こし、活動を広げることがキーとなる
といったお話もいただき、大盛況のうち終了となりました。
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ご参加の皆さまからは、
「素敵な時間をありがとうございました。また機会があれば参加したいです。」
「共感が生まれる活動をやっていきたいと思いました!」
「実際に自分で考えて、他の皆さんの考え方や意見も聞けて、とても盛りだくさんで楽しかったです。」
「自分の思いがどうしたら上手く伝わるかがよく理解できました。」
「インプットとアウトプットの配分がよかったです。」
「今まで考えてなかった視点で考える事が出来ました。」
といった嬉しいお言葉を多数いただきました。
貴重なお話をいただきました菊池様、ご参加いただきました皆様、本当にありがとうございました。
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