「フェアトレード」という言葉を聞いたことがあるだろうか?
「フェアトレード」とは、直訳すると、公平・公正な貿易のこと。つまり、発展途上国の原料や製品を継続的に購入することにより、立場の弱い発展途上国の生産者や労働者の生活改善と自立を目指す貿易の仕組みのことだ。
世界には、チョコレートの原料であるカカオやコーヒー、綿花などを生産する際に、家計を支えるために子どもを働かせざるを得ない状態(児童労働)や、農薬の使用による農家の人の健康被害などが起きていることがある。
私たちが消費者として安価に商品を買う一方で、作り手側に負担をかけているものもあることを知り、作る人と買う人がフェアな関係となることを「フェアトレード」は目指している。
以前に比べるとスーパーや雑貨屋店などで「フェアトレード」の商品を販売するところが増えてきた。しかし、「フェアトレード」という言葉の認知度は日本全国の平均で29.3%(出典:フェアトレードと倫理的消費に関する全国意識調査2015)と、まだまだ低いのが現状だ。
岡山フェアトレードの会の活動
世界には行政、企業・商店、市民団体などが一体となって「フェアトレード」を応援していると認定された「フェアトレードタウン」が2000地域以上ある。国内では熊本市、名古屋市、逗子市、浜松市(認定申請中)など。岡山フェアトレードの会は、岡山市がフェアトレードタウンになることを目指し活動をしている市民団体である。
イベント開催(おかやまフェアトレードデー!、トークセッション&交流会等)や、出前講座(高校、公民館等)、イベント出展、Web上での岡山市内のフェアトレード店舗マップの紹介や岡山フェアトレード通信の発行などの広報啓発活動に取り組んでいる。
また、毎月一回程度会員が集まって、フェアトレードについての勉強会や調査、活動の企画や準備などを行い、「フェアトレード」のことをもっと多くの人に知ってもらいたいと考えているとの事。
「フェアトレード」や岡山フェアトレードの会の活動に興味のある方は下記へ。
岡山フェアトレードの会
岡山市北区出石町1-8-6コットン古都夢内
Facebook: https://www.facebook.com/okayama.fairtrade/
(真木聖哉)
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