高齢になり、地域とのつながりも少なくなると人はますます元気をなくしてしまう。介護福祉士として岡輝地区で働いている圓山典洋さんは繋がりのない高齢者がいきいきとなれるよう自分で何かできないかと悩んでいた。転機は「無理しない地域づくり学校」との出会い。そこで地域づくりに取り組む人たちと知り合い、協力を仰ぐ。仲間ができた。
岡輝地区のお年寄りや子供たちが集まって、一緒に食事のできる取組みが一年前に始まった。
手探りで始めた活動。月に一度の開催日に向けてスタッフやボランティアが準備を進める。
参加者からは「顔見知りにあえてうれしい」「美味しかった」と声がかかる。楽しそうでいい雰囲気が場に満ちる。
「みんなで一緒にごはんをたべよう」という圓山さんの思いは、高齢者や子供達、スタッフやボランティアにも確実に広がっている。「ここからが本当の始まり。みんなの思いの詰まった活動でこれからも地域づくりを楽しんでいきます」と圓山さんは言う。
濱手英之
読者コメント