平成30年の夏、西日本各地で大きな災害となった西日本豪雨。岡山県内では68名もの大切な命を失い、人々が生活を共にしてきた約1万2千棟の住宅が床上浸水以上という大災害となった(平成31年2月5日現在)。
西日本豪雨の発災直後の7月7日、西日本豪雨の被災地へ雑巾・タオル・清掃用具等を集めて、被災地へ届けるプロジェクトを思い付く。倉敷市真備町に住む友人へ連絡したところ、家が被災して清掃用具は必要になるとのメッセージのやり取りをして心が動いた。仕組みの構築に取り掛かり、フェイスブックグループ「岡山大雨災害/みんなで集めよう!ぞうきんプロジェクト」を立ち上げた。
呼びかけに賛同した約380名のメンバーの内、約60名が物資輸送、ニーズ調査、物資仕分け作業、などに動いた。物資保管場所や、物資や支援金を寄付してくれた人達の力はとても大きかった。平成31年2月までの活動では、雑巾・タオルを約2万5千枚、ホウキ・デッキブラシ類を約120本、その他清掃用品を約1万2千点を被災地に届けた。
ボランティア活動の中で特に印象的だったことは、学生さんたちの活躍だ。小学校の生徒さんたちが本当に多くの雑巾を集め、中学校・高校の生徒さんはミシンで雑巾をたくさん縫ってくれた。この事は、とても心強かった。
倉敷市真備町などは、復旧の途中だ。写真洗浄などのボランティア活動も続いている。ボランティアの方々の力は、まだまだ被災地で必要とされている。
ぞうきんプロジェクト実行委員会 代表 白井崇裕(しらいたかひろ)
●2018年7月19日の物資仕分けの様子
●岡山市北区災害ボランティアセンターへ雑巾・タオル類約4,000枚をお届けしたときの写真
●2018年7月9日の会議の様子
◆ぞうきんプロジェクト
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