ボランピオ

vol.23(2019年2月号)

豪雨被災地をみんなで助けよう!ぞうきんプロジェクト

2019年02月28日 13:50 by youi_center
2019年02月28日 13:50 by youi_center

 平成30年の夏、西日本各地で大きな災害となった西日本豪雨。岡山県内では68名もの大切な命を失い、人々が生活を共にしてきた約1万2千棟の住宅が床上浸水以上という大災害となった(平成31年2月5日現在)。
 西日本豪雨の発災直後の7月7日、西日本豪雨の被災地へ雑巾・タオル・清掃用具等を集めて、被災地へ届けるプロジェクトを思い付く。倉敷市真備町に住む友人へ連絡したところ、家が被災して清掃用具は必要になるとのメッセージのやり取りをして心が動いた。仕組みの構築に取り掛かり、フェイスブックグループ「岡山大雨災害/みんなで集めよう!ぞうきんプロジェクト」を立ち上げた。
 呼びかけに賛同した約380名のメンバーの内、約60名が物資輸送、ニーズ調査、物資仕分け作業、などに動いた。物資保管場所や、物資や支援金を寄付してくれた人達の力はとても大きかった。平成31年2月までの活動では、雑巾・タオルを約2万5千枚、ホウキ・デッキブラシ類を約120本、その他清掃用品を約1万2千点を被災地に届けた。
 ボランティア活動の中で特に印象的だったことは、学生さんたちの活躍だ。小学校の生徒さんたちが本当に多くの雑巾を集め、中学校・高校の生徒さんはミシンで雑巾をたくさん縫ってくれた。この事は、とても心強かった。
 倉敷市真備町などは、復旧の途中だ。写真洗浄などのボランティア活動も続いている。ボランティアの方々の力は、まだまだ被災地で必要とされている。

ぞうきんプロジェクト実行委員会 代表 白井崇裕(しらいたかひろ)


●2018年7月19日の物資仕分けの様子



●岡山市北区災害ボランティアセンターへ雑巾・タオル類約4,000枚をお届けしたときの写真



●2018年7月9日の会議の様子



◆ぞうきんプロジェクト
https://www.facebook.com/groups/2065292787046312/

関連記事

【ゆうあいC 入居団体インタビュー⑦】 『言の葉舎』

vol.44(2024年3月号)

【寄稿】ソーシャルワーカーとして子どもの居場所づくりを考える ~子どもソーシャルワークセンターつばさのインタビューを通して~

vol.43(2024年1月号)

【寄稿】子供たちの自立を支えるNPO法人すたんど

vol.28(2020年03月号)

読者コメント

コメントはまだありません。記者に感想や質問を送ってみましょう。

バックナンバー(もっと見る)