この記事は、ゆうあいセンターで開催した「ソーシャルライター入門講座」の参加者による寄稿です。
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「できる時に できることを できる分だけ」と話すのは、スペシャルニーズがある人に乗馬などの活動をサポートする団体、『ホースセラピーサークル 馬んまる』の代表、上田千恵さん。
ホースセラピーとは、乗馬などを通じて障がい者の精神機能や運動機能などの向上が期待できるアニマルセラピー(動物介在療法)の一つで、正式名称をホース・アシステッドセラピーといいます。
上田さんが団体を立ち上げようとしたきっかけは、障がい者一人ひとりのニーズに合った乗馬をしたいと思い、岡山では二人しかいない障がい者乗馬のインストラクターの資格を取った事。
この資格は、国内における障がい者乗馬の発展を目指した普及啓発と人材育成を行っている『NPO法人 RDA Japan』で取得することができます。上田さんは、資格取得後2012年に自ら団体を設立しました。
「安全に 楽しく 計画的に」の理念を持ち、一人ずつに合わせたプランを立てながら、みんなが笑顔になるような活動をしています。
団体名の『馬んまる』の由来は、障がい者本人だけでなく家族も笑顔になり、またそれを見守るサポーターも笑顔になる…みんながまんまる笑顔で一つの輪のごとくつながるようにとの思いが込められています。
▲馬んまるのロゴマーク
活動内容は、毎月第2・4土曜日は、光南台乗馬クラブ(岡山市南区)で大きい馬に乗ることができます。第3土曜日は旭川荘結びの杜(岡山市東区)またはノースビレッジ勝央町(勝田郡勝央町)で、ポニー(小さい馬)に乗ることができます。
時間は午後1時からで、小雨決行。来られた方がみんな乗れるようにできる限りの時間を取っています。
▲活動の様子
「障がいのある子が、毎日馬に乗れる環境を作りたい」と上田さんは、今後の活動への思いを語ります。さまざまな環境におかれているすべての子を受け入れられるようにしたいとのこと。活動はチームで行われます。継続していくためには、サポーター(ボランティア)が必要です。馬んまるではボランティアをする人にも楽しんでもらえるように、ポイントを貯めたら馬に乗れる特典などがあります。
活動の詳細やボランティア希望の方は、facebookで「馬んまる」を検索するか、代表の上田さんまで。
電話番号:070-5427-7495 メールアドレス:horse.manmaru@gmail.com
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