ボランピオ

vol.28(2020年03月号)

【寄稿】子供たちの自立を支えるNPO法人すたんど

2020年04月14日 09:30 by youi_center

この記事は、ゆうあいセンターで開催した「ソーシャルライター入門講座」の参加者による寄稿です。

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不登校の子供たちの自立を助けるNPO法人すたんどという名称には、「立ち寄る、ちょっと休憩」という意味がこめられている。。家庭環境(シングルマザーなど)に理由があり家庭内で勉強できない子供達の為に、毎週火水木の夜、無料の塾を開いている。「不登校だが、高校だけは卒業させたい、次のステージへ進学してもらいたい」という親の気持ちを支援し自立を目指す子供たちに寄り添う活動だ。 

▲きらめきプラザ

 支えるのは、岡山大学の学生ボランティア。約60名の学生が登録し基本マンツーマンで対応する個別学習指導やふれあい勉強会を開いている。塾以外にも復学、進学、就労など長期的な支援が必要な子供たちに、相談支援も行っている。
 代表者の林さんが「こちらから、これで良いという価値観を強制するのではなく、ご本人が自分で決め、実行できるような大人になるためのサポートをし、最終的には自主的な自立を行ってもらうことを基本理念とし、2007年にNPO法人を立ち上げた。
 活動をボランティアで手伝っていたすたんどを卒業した子供たちが社会的に自立し、手伝うことができなくなり2012年に一時閉鎖した。数年活動を休止していたが2016年に岡山大学に入学した学生が、「自分も不登校児だった。活動を手伝いたい。」と林さんをたずねてきたことをきっかけに「学習支援」の活動を再開した。岡山大学のサークルの学生たちも参加してくれることになり現在に至っている。

すたんど事務所

  子供たちの相談内容はさまざまで、支援計画を立てるには、NPOだけでは1方向しか見ることができず課題がある。知的障害、発達障害があるようならば福祉に、心不安や情緒障害を持つ子供には、医療関係にと「専門知識を持った心理カウンセラー、医師、社会福祉士等を集めたネットワーク作りが必要」と林さんは話す。
 不登校になった子供達が社会的に自立する為には、自身が必要と考え、その自信をつけるためにご本人により多くの体験や経験を積んでいただく場を提供することを第一と考えて活動をしている。
「今後は、すたんどでできたネットワークと他のネットワークをつなぎ大きな輪を作ることが目標」と林さんは話している。

溝口 剛

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