ボランピオ

vol.32(2021年03月号 )

【寄稿】持続可能な地域社会の実現を目指して~「moko’a」沖村舞子さん

2021年03月31日 17:15 by youi_center

この記事は、大学生ライターによる寄稿です。
テキスト・編集:小林侑菜 廣瀬涼音
(ノートルダム清心女子大学人間生活学科社会福祉士課程)

一般社団法人moko’aとは

住民主体の地域づくりを推進する組織です。地域の未来づくりのために、市民や行政や民間団体などの様々な主体と連携し、行政と地域の間に立って行政と地域のつなぎ役として活動しています。寄島町国頭地区『空き家活用まちづくりPROJECT』、鴨方町みどりヶ丘地区『イキイキ☆移動ネット研究会』、住民アンケートや意見交換会の実施などを行っています。

『星と海のまち』に惹かれて
『星と海のまち』というフレーズに惹かれ、地域おこし協力隊として岡山県浅口市に移り住み、地域の方たちの想いを実現させるためにできることは何か、また地域の方たちが変化していくきっかけづくりはできないかと思い法人を立ち上げました。
人口減少や少子高齢化が進む中で、自分たちの力や隣近所の力で地域課題を解決していき、賑わいある地域づくりを描きながら一緒に活動していきたいと考えています。



コミュニティ&レンタルスペース 『スペース金正館』

地域に住んでいる方々が主役

コミュニティによる地域住民の生活の維持、地域力の向上をはじめ、地域課題の解決や地域の魅力を活かしていくために、多様な主体、分野、地域、資源をつなぐコーディネーターとして活動を展開しているため、自分が主役として活動していくのではなく、地域に住んでいる方々が主役となって活動していけるよう心掛けています。今後も地域の方々と一緒に地域に根差した活動、未来を見据えた取り組みを進めていきたいと考えています。

 



鴨方町みどりヶ丘の住民によるボランティア移動サービス「みどりん号」

若い世代を巻き込んだ社会の実現

今後さらに人口減少や少子高齢化が進み、支える側の人口が減っていきます。高齢者の生活支援を進めていくとともに、地域に目を向けて活動していくことができる中学生や高校生を巻き込み、地域全体で未来を見据えた取り組みを進めていきたいと考えています。

これまでは高齢者の方をメインとして、車両の購入費や維持費、事務所拠点の家賃補助など、移動支援や生活支援を行ってきましたが、今後は子育てをしている親への支援にも力を入れていきたいと考えています。そのために、若い世代の声にも耳を傾けて多くの人と協働しながら、5年10年先もいきいきとした地域であるために人々が安心して生活できる持続可能な社会の実現を目指していきたいです。



オンラインによるインタビュー風景 

インタビューを通して感じたこと

日本全国で人口減少や少子高齢化などが課題となっていますが、このように誰かが先頭に立って活動していくことで人と人とがつながり、住民一人ひとりが地域の一員として課題解決に取り組むことが大切だと思いました。

私たちは相談援助実習で社会福祉協議会へ行き、地域に出向いていく大切さや活動を継続していく重要性を学びました。人々が安心して生活できる持続可能な社会の実現を目指していくためには、その地域に住んでいる人が地域について関心を持ち、中心となって行動していくことが重要だと思います。

また、自然資源や人文資源などの地域資源を活かした支援を行い、地域の方々が地域の課題と向き合って積極的に活動に取り組むきっかけづくりをしていくことがコーディネーターとしての役割だと知ることができたとともに、日頃からの人と人とのつながりの重要性について改めて考えさせられました。

ソーシャルワークでは、高齢者、子ども、障害者、子育て、環境、まちづくりなど多岐にわたって様々な分野が絡み合っており、そのような多種多様で複雑化した地域の課題に対応していくためには、幅広い視野と様々な人々や組織との「協働」が必要となってくるのだと学ぶことができました。

地域の方々と共に賑わいあるまちづくりを目指して行政と地域のつなぎ役として活動に取り組んでいる沖村さんのお話をお聞きし、私たちも今後社会福祉士を目指していく身として、日頃から地域の方々と関わる機会を大切にするとともに、地域の課題に目を向けるなど、今回学んだことを活かしていきたいと思います。


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