ボランピオ

vol.32(2021年03月号 )

【寄稿】人と人とを繋いでいく ~「みんなでしょうえい」貝原博子さん

2021年03月31日 17:13 by youi_center

この記事は、大学生ライターによる寄稿です。
テキスト・編集・撮影:兼石佳奈 鷹取令奈 
(ノートルダム清心女子大学人間生活学科社会福祉士課程)


「NPO法人 市民活動センター みんなでしょうえい」は、市民活動団体への活動支援を通して、様々な地域課題を解決する活動をしています。私たちは代表の貝原 博子さんにインタビューをさせて頂きました!!


写真:画面下が、貝原さん

活動を始めたきっかけは何ですか?

倉敷でもともと子育て支援活動グループに所属していました。県北へ引っ越し、町に読み聞かせのボランティアグループがなかったので、新しくできた子育て仲間と一緒に「おひさま文庫」を作りました。活動していく中で、さまざまな地域活動をされている方々との情報交換会に参加する機会に恵まれ、奈義町、勝英町、美作市、西粟倉村のグループの皆さんと出会い、普段は離れて生活しているけれど、必要なときには人と人とのつながりのなかでお互いに支え合えるような県北地域にしていこうと活動を始めました。

活動内容について教えてください

活動当初は、まちづくりに必要な事について、情報交換・共有するための研修やミーティングをしていました。活動を進めていく中で、この種の集まりでは出会えない地域の人や、広域での活動には参加しづらい人などと一緒に地域を興していくことの大切さに気づきました。現在は市町村をまたぐNPOの強みを生かして地域で生活されている方々と、地域おこし協力隊や移住者など地域に入ってくる若い世代が出会い、一緒に活動していくためのマッチング的役割、潤滑油的役割を担っています。


写真:2019オープンミーティング



写真:2019地元イベントでの出店

活動に対する思いを教えてください

県北の人口は多くはないので、「あれもこれもあったらいいね」と頑張りすぎると、キャパシティを超えてしまいがちです。だから、各ジャンルで頑張る人たちの活動がより充実するよう一緒に考えたり支えあったりなど、少しの隙間をお互いに埋め合っていく意識を大切にしています。その際、県北エリアの資源を大事にしてお互いの強みを共有していくことを大切にしています。また日頃から何気ない出来事や暮らしのこと、その人が好きなこと、頑張っていることなどについておしゃべりすることを大事にしています。お互いのことをよく知り合っていることで、さまざまな場面でその人の気持ちを汲み取ることができるのではないかと思うからです。


写真:2019研修の地域出店ブースの様子  


これからの展望を教えてください

このような活動は、時代や社会の様子が変わっても必要なのではないかと感じています。「県北の地域が楽しいね、暮らしいいよね」と感じられる仲間が増えていくような活動でありつづけたいと思っています。自分たちにできることは頑張りながら、未来をつくる新しいエネルギーを持つ若い人たちと協力して、どちらかと言うと取り組みを後押しするような活動にシフトしていきたいと考えています。そのために、若い人たちのやりたいことや県北エリアで活動するための仲間づくり、出会いの場づくりに力を入れ、潤滑な人間関係の中でうまくお互いが共存できるように連携していきたいと思います。「みんなでしょうえい」という媒体を使って、次の世代の人たちが地域に関わりやすいようなNPOを目指していきたいです。

写真:2021ZOOMトライアル


インタビューを通して学んだこと考えたこと

インタビューの初めの方はとても緊張していたのですが、私たちの緊張を紛らわすかのように、貝原さんが明るくお話してくださったので楽しくインタビューさせていただくことができました。インタビューをさせていただいて、何か活動を始めるにも自分一人で頑張る必要はないということ、それぞれの地域のメンバーが直接関わることを大切にしながら、様々な活動のサポートをしているということを知りました。インタビューをする前は活動を始めることや活動に参加することに対してハードルの高いことだというイメージを持っていました。1人で全てをしようとするのではなく、お互いにその地域でできることから始め、お互いに隙間を埋め合っていくという形もあること知りました。また、こういった活動の形は、人と人との距離が近い県北だからこそできることなのではないかと感じました。活動を始めたい、活動に参加してみたいと思っても、インタビュー前の私たちのようなイメージを持っていて、なかなか行動にうつすことができていない人たちにもぜひ知ってもらいたいなと思いました。

貝原さんのお話の中で、何気ない日常の中でおしゃべりすること・共有することを大事にしているということが印象に残っています。日頃から何気ない会話を通して関係を築いていくことで、その人の知らない一面が見えてきやすいのではないかと思いました。面接のときの会話だけではなく、日常会話も大切にし、細かい地域ごとのニーズや人と人との繋がりに目を向けることのできる社会福祉士になりたいと感じました。今回のインタビューを通して学んだことを、これからの学習に活かしていきたいと思います。

(インタビュー 2020年12月17日)

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