チャリティーサンタ岡山支部の秦野翼です。
チャリティーサンタは「こどもが笑顔になれる社会」のために活動するボランティア団体です。
活動には大きな2つの柱があります。一つ目は、12月24日の夜、応募のあったご家庭にサンタクロースとして訪問し、こどもたちやご家族に笑顔と夢と幸せな時間をお届けする「クリスマスの活動」。二つ目は、訪問の際にご家庭からいただいたチャリティー金を、困難な状況にいる世界中のこどもたちのために使う「支援の活動」。
この2つによって、世界中のこどもたちを笑顔にするサンタクロースになろうという活動です。
現在、近づいてくるクリスマスの足音にわくわくしつつ、せかされつつ、仲間とともに楽しく活動しています。
サンタさんにはたくさんのおしごとがあるのです。クリスマスイブにサンタクロースになってくれるボランティアの募集をし、サンタ服の着方、こどもたちとの接し方など、サンタになるためのいろはを教える「ボランティアスタッフ担当」。総勢80人ものボランティアたちの先生のような存在です。ほかにも街中で出会う人たちにプレゼントするカードの作成、サンタさんの立派なおひげ作りなど、サンタさんが必要なモノを手作りする「ものづくり担当」。
また、サンタさんの準備は整っても、お届け先がないことには出発できません。そこで必要なのが「親御さん担当」です。チャリティーサンタを知っていただくための広報、活動に共感していただきお申込みいただいたご家庭との連絡相談、地図作成、個人情報の厳重管理など、担うことは多岐にわたります。実は私もこの担当の一人です。
私は大学1年のときに初めてチャリティーサンタに参加し、今年で4年目になります。
きっかけは高校時代の先輩からの誘いで、参加した理由は「楽しそう」という単純なものでした。
そして予想は的中。
1年目のクリスマスイブは今までとはまた違う、特別なものになりました。普段ならすれ違うだけで言葉を交わすこともないはずの人との「メリークリスマス」。笑みを浮かべて走り寄ってくる無邪気な子どもたち。そして飴をプレゼントするとさらにほころぶ幼い顔。
クリスマスって特別なんだなあ、サンタさんってすごいなあと思わずにはいられませんでした。
そして訪問では2才の男の子のサンタクロースになりました。
リビングにはお父さんお母さんだけでなく、おじいちゃんおばあちゃんもいらっしゃり、ご家族のお子さんへの愛情がとても伝わってきました。
「子どもが笑顔でいることが親の幸せ」ということをまさに感じた瞬間でした。
家族団らんの幸せな時間を演出できたこと、そしてお子さんの一生ものの想い出に自分が関われたことがとても嬉しかったです。
あの空間の言いようのないあたたかさは今でも鮮明に覚えており、その幸福感が、これまでわたしがチャリティーサンタを続けている原点であり、親御さん担当をしている理由でもあります。私や、訪問先のご家族が経験されたような新しいクリスマスの過ごし方を多くのご家庭に知っていただくこと、申し込みいただいた親御さんが不安なくクリスマスイブを迎えられること、子どもたちや親御さん、ボランティアが幸せな時間を過ごせることが今の私の目標です。
そして私が訪問したご家庭のお子さんが大きくなって、今度はボランティアとしてチャリティーサンタに参加してくれるようになることが私の願いです。
チャリティーサンタは、クリスマスにうまれた子どもたちの笑顔を、世界にいるもう1人の子どもの笑顔につなげる活動です。そこに関わるすべての人にとってプラスなります。ボランティア、親御さん、活動を応援する人など、その人に合った関わり方をご用意していますのでぜひご参加ください。
(秦野 翼)
チャリティーサンタHP
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