「ええこと大博覧会」でブース出展をしてくださっている「岡山県健康生きがいづくりアドバイザー協議会」(以降、健生おかやま)さんにお話をお伺いしてきました。
健生おかやまさんの始まりは2000年。
財団法人健康・生きがい開発財団が認定した健康生きがいづくりアドバイザーが集まって「中高年のみなさんに健康や生きがいづくりのお手伝いをしよう」という想いのなかで発足しました。
事務局長の湯浅さんが活動を始められたのは8年前。活動との出会いは、定年を迎え「これからの人生、何をしようか」と考えられた時にであった「健康生きがいづくりアドバイザー」の講座だったそうです。
―― 湯浅さんはどうして活動を始められたのですか?
「最初は、"自分のための勉強”で始めました。もともと、"健康”や"生きがい”は興味のある題材だったので。
そして、実際に学んでみると、内容が大変ためになり面白かった。さらに、自分が学びの場に出ていくと、新しい人との出会いが多いのが何より楽しかったですね。
私は高校で教師をしていたんですが、教師時代はすごく忙しかったんです。授業の準備や校務分掌も多様で、生徒とのやりとりも多いですし、週末には勿論、家庭がある。
職場と家の他に出会う人はほとんどなかったんです。
なので、自分は退職したら、晴耕雨読で主に趣味の園芸のことを楽しむつもりでいました。従って、今のようにこんなに地域に出ていくなんて、正に"退職前想定外の世界”でしたね。(笑)」
―― 健生おかやまさんの主な活動を教えてください。
「健生おかやまではいろんな講座をしています。
出前講座もしていますが、今一番力を入れているのが倉敷市の玉島市民交流センターと児島市民交流センターで行っている月に一度の「いきいきライフバラエティ講座」です。名前のとおり、バラエティに富んだ講座で好評をいただいております。そのほか、ニュースポーツのディスコンや、手や足を動かしながら健康についての知識が身に付く健康マーチの普及など、受講してくださる方と一緒に楽しんでいます。
最近ニュースで医療費の話も見かけますが、中高年ができるだけ健康的な生活を実践することが大切だと思います。
そして多くの人に参加していただくためには゛楽しい”ということがとても大切だと思います。」
―― 活動をしていく上で大切にしていることはなんですか?
「健康も、生きがいも、決して答えはひとつではないということです。
決して自分の考えを押し付けないこと。 中高年の方は長い年月を生きてきた人です。経験も豊かです。従って、お互いに学びあうという姿勢。これはずっと大切にしていることですね。
これからもその想いは変えず、出会いを大切にしながら健康と生きがいづくりのサポートをしていきたいと思っています。」
今回湯浅さんのお話を聞くなかで感じたのは、「健康」と「人とのつながり」がとても密接だということでした。
「健康づくり」も、ひとりで行うのではなく多くの人と関りあっているからこそ、「生きがい」になるのかもしれません。
■ 講座情報 : いきいきライフバラエティ講座(PDF)
■ 岡山県健康生きがいづくりアドバイザー協議会連絡先 ■
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