先日の9月14日(日)に、旧内山下小学校にて開催されたイベント「マチノブンカサイ」のボランティアスタッフに参加させていただきました。
「マチノブンカサイ」とは、NPO法人ENNOVA OKAYAMAが主催し、岡山市中心地にある廃校となった旧内山下小学校内に、岡山市内の飲食店、アートやクラフト活動を行っている作家、県内外で活動する音楽家の方々が集結して開催した、今年3度目となる大規模なイベントです。
僕はボランティアスタッフとして、 主に受付、校舎内の土足、上靴、トイレの管理、アンケート集計などさせていただきました。
今回、初めて「マチノブンカサイ」のボランティアスタッフに参加させていただき、大勢の来場者の方が不自由のないように、細かい所まで不備がないようチェックし、迅速な対応をされるイベントスタッフの方々とご一緒に活動させていただくことができ、様々な発見がありました。
過去に別のイベントで来場者として参加した際、イベントスタッフさんがどのように動かれているのか、どれだけ大変なのか、あまり気に留まりませんでしたが、それだけイベントスタッフさんの動きが俊敏で、不自由なくイベントを楽しめたのだと認識しました。
自分達の動きを来場者の方に変に気にならせない。極めて自然な状態で違和感なくイベントを楽しんでいただけることが、ボランティアスタッフも含め、大きな役割だと思いました。
また今回のイベントで、個人的に気になった店舗、ワークショップをそれぞれご紹介させていただきます。
店舗「野菜食堂こやま」
岡山市北区田町にある、石川俊輔さんが経営される飲食店「野菜食堂こやま」。
肉類を使わず、野菜だけで、満腹になってもらえるよう、食材はもちろん、調味料までこだわりを持った飲食を心がけられています。
年に1度の「マチノブンカサイ」に関わり、地域との繋がりを大切にしたい。とおっしゃられていました。
自炊をしない僕にとって、野菜だけで満腹になれる料理は凄く魅力的でした。
野菜食堂こやまさん、ごちそうさまでした。
「野菜食堂こやま」HP http://831580.com/
ワークショップ「johnbull」
倉敷市児島赤崎でジーンズを作られている菅野 伸哉さん。
johnbullスタッフの方々と、シルクスクリーンによるTシャツ制作やコインケースのワークショップなどをされていました。
シルクスクリーン作業に必要な設備が既に整い(洗い場など)、来場者の方にも学校の実習的な感覚で参加してもらいたい。とおっしゃられており、旧校舎でワークショップを行う意義を強く持たれているように感じました。
また、ジーンズの生地を提供し、その生地にペイントを施したオリジナルバックなど他ワークショップとのコラボ作品も今回のイベントで行われていました。来場者の方々との繋がりの他に、出店者同士の関係も深まっているようです。
校舎でTシャツやバックなどの身近な物を制作することは、小中高で習った家庭科の実習の雰囲気に似ていました。まさにノスタルジーを体感するワークショップだと思いました。
「johnbull」HP http://www.johnbull.co.jp/
街中にできた穴。隙間的な場に、県内に在住している方々を中心に集結され、接触があり、新しい関係が結ばれ、忘れられかけていた旧内山下小学校などの街中にできてしまった空間の再確認させる、地域活性化をスローガンに継続的に開催される「マチノブンカサイ」。
かつてこの場にあった、「教師、生徒、保護者」「声、チャイムの音」の2つのボリュームは、廃校後、年に1度「県内、県外の多くの人々」「ライブ、歓声の声」と別の形で一時的に再生し、いつまでも地域の方々に想起させるものになるのではないかと思います。
来年の「マチノブンカサイ」も楽しみです。ありがとうございました。
(ソーシャルライター:和田 文都)
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