ボランピオ

vol.29(2020年08月号)

高校生ボランティア・インタビュー「今を考える@岡山高校生ミーティング」

2020年08月31日 09:44 by youi_center

2020年になって世界を揺るがした出来事、新型ウィルスの拡がりにより日本でも様々な影響が出ています。コロナ状況下で学校は突然の臨時休校になり、新年度になっても休校で学校に行かれない状況。そんななか自分たちで今できることをしてみようと試行錯誤している高校生がいました。

ツイッターで見かけてどんなことをしているんだろう?と気になったチームがあり、「インタビューさせていただけませんか」とDMを送ってみました。どんな高校生かな、どこの高校に通っているのかなと聞いたところ、チームを立ち上げたのは芳泉高校の同級生同士とのこと。6月23日にインタビューを行いました。

 

テキスト・編集:白幡めぐみ(ゆうあいセンター事業スタッフ)
撮影:西村 洋己(ゆうあいセンター副センター長)
   岸 祐生(ゆうあセンター事業スタッフ)
取材場所:ゆうあいセンター

 

(写真:左より時計回りで、市本夢佳さん、山地沙美さん、芳岡桃子さん、佐藤ちさきさん、鎌田芽依さん、白幡めぐみ)

 

■チーム「今を考える@岡山高校生ミーティング」について

白幡) こんにちは! 今日はありがとうございます。
いままで文字だけでやりとりしていた皆と会えて、嬉しいです! みなさんのチームではどんなことをしてきましたか。活動内容を教えて下さい。

チーム) はい。「ディスカッション」をしていたのですが、コロナの状況だったからオンラインでしかできなかったです。週に1回活動しました。1週目には自分たち6人でして、2週目に同級生も交えてディスカッションしました。ディスカッションのあとは1週間、これからすることを話し合いました。

白幡) チーム「今を考える@岡山高校生ミーティング」ができた経緯を教えてもらえますか?

佐藤) もともと自分が、大学の国際系志望の人を集めてディスカッションをして、受験のために考えを深めようぐらいの気持ちで集まってもらって、活動を始めました。でも話しているうちに、自分たちだけで現状を知っておくというのがもったいないし、もっと広めてきたい、出てきた問題をなんとかしたいという考えに変わって行って、そこからどんどんオープンな活動になっていったんです。

白幡) なるほど。そうなんですね。ツイッター上のチーム名は、どんな意味なんですか?

チーム) 話していくなかで現状を知っていったんです。ディスカッションの中で、今の日本や世界について知識を集め、知ることから始めました。まず知ることを始めないと学びもできないし、何も始まらないということになって、チーム名が「今を考える@岡山高校生ミーティング」になりました。

白幡) はい。え、チーム名は誰が決めたんですか?

チーム) それは…えっと、わかりやすい感じのをみんなで。案をだして、みんなで良いねとなって、決まりました。

白幡) わかりやすい感じで決まった?

チーム) インパクトがあって! ツイッター名だけで内容をわかってもらえるような。

白幡) なるほど。「今を考える@岡山高校生ミーティング」。名前には「岡山」もついているもんね、いいですよね。岡山とつけたっていうことは、それはどうしてですか。全国に聞いてほしいとかそんな意味もあったのかな。

チーム) あの、岡山ってついているほうが、岡山の在校学生に見てもらいやすいかなと思ってそうしました。そのほうが身近に感じてもらいやすいかなと。なんかわりと世の中には学生の団体がいっぱいあって、そのなかで地域名をつけた方が、いろんな人が自分も活動しようって気持ちになってもらえるかなと思ったんです。

白幡) すごいなぁ。そうなんですね。「岡山」、いいですね、目に留まりましたよ。

 

■活動のディスカッションってどんな風にしている?

白幡) ディスカッションの活動のことをもう少し知りたいのですが、チームではこれまでどんな風に活動をしてきたのですか? ディスカッションの内容について、ツイッターで公開されていたメモを見ましたよ。メモを取りながら話し合いをするんですね。

佐藤) はい、これまで、話し合いながらメモをとってきました。

鎌田) 私たち6人でするときはメモの担当を決めるんですけど、ディスカッションを20人という規模でするときは、3つぐらいグループに分けて、その中で書記係を決めて、メモしたものをツイッターにあげているっていうかんじです。

白幡) 一回には、何分ぐらいディスカッションをしているんですか?

佐藤) 全体は2時間ぐらいです。

鎌田) ディスカッションを20人でやるときは、最後の30分ぐらいは反省して、改善点とか、何が良くて何がダメだったなどをその日に見直すようにしています。

白幡) そうなんですね。方法はどうやって考えたんですか。これは学校で教わったことではないですよね?

佐藤) 全体発表だったら、いちばん最後に各グループが発表するんですよ。こういうのは、学校でグループ活動が活発に行われていて、例えば現代文では毎回「オープンな問い」をたてて、それについて話し合ってみんなで発表したりとか、そういう活動をしているので、それが活かされているかなと思います。

白幡) へえ~!すごいな。学校、すごいですね!それっていつからやっているの? 高校3年生?

鎌田) いや、1、2年の時からです。

白幡) え、そうなんですか。それってどこの高校でもやっているの?

ゆうあいセンター・スタッフ) いや、自分が高校生の時はなかったですね…

白幡) それはここの高校だから、でしょうか?

チーム) 現代文の先生は、芳泉のかな。モノゴトを多面的に捉えられるようにと、学校も多面的に考察するという、それを目的としているので私たちもそれに今、乗っかっていっているかなって思います。

白幡) すごい。そうなんですね!

 

■チームの目的と、目指す方向性は・・・

白幡) このチームの目的などについてお聞きしますね。何を目指しているのか、どんな社会をつくっていきたいのかなどありますか。

チーム) 今はディスカッションをしたり、高校の先輩方からアドバイスをいただいたりしています。

チーム) それで5月末くらいに、岡山県の「コロナウィルスの頑張っている人たちにメッセージを送る」というのがあって、岡山県に画像付きのメッセージを送るというのがありました。この企画に私たちも参加したいね、となりました。一人ひとり文章を作って感謝を伝えようと、岡山県のホームページに送りました。その中で選ばれて載るんですけど、みんなで文章を考えて、良いのをつくって送りました。

白幡) そうなんですね。いま、見せてもらえますか?
・・・おお、こんなふうに載ったんですね。いいですねぇ。

白幡) これからについては、どうでしょうか。チームの今後の方向性や見通しなどを教えてください。

チーム) いま先輩とのつながりが広がっていて、これからは企業とか、専門的にやっている方と繋がったりして、学んだことを広めることをしていきたいです。私たちは受験もあるので、今は夏休みを目標にひとつ何かしようと活動していて、いったん受験のために休止するつもりですが、受験が終わったらまた活動を続けていきたいと思っています。

白幡) 夏に目標を持っているというのは、何をしていこうとしていますか?

チーム) さっき見てもらったのは小規模だったので、学年全体などで大きなものを作って送れたら良いななど思っています。医療関係者にもっていったり、学校に飾ったりできたらなと。

白幡) 先輩というのは、どんな方なのかな。一緒にミーティングに入っているんですか?

チーム) Zoomミーティングに入って、アドバイスなどしてくれています。同じ学校の卒業生で起業しているかたで、起業の仕方など教えてもらったりしています。

白幡) その先は、どうしていきたい、などはありますか。まずは受験しますよね、そのあとですね。

チーム) そうですね、今後も進めていきたいと思っています。今の活動をもっと広めるとか、大学生になったら、同じ大学で知り合った人にも加わってもらうとか。

白幡) なるほど。このチームは最初に始めたときは、何人で始めたんですか?

チーム) 最初は7人でしたが、今は6人です。同級生で始めました。

白幡) どうやって仲間を集めたんですか?

チーム) インスタグラムを使いました。投票機能などを使いました。

白幡) それで周りに知らせていったんですね。インスタグラム、ツイッターなどを使っていて、とくに問題などなくできてますか。余計な心配かもしれませんが。

チーム) 大きくなってくるとトラブルとかもあるかもしれないけど、いまは大丈夫です。

白幡) 広げていくときには気を付けることもあるかとは思いますけれど、SNSを上手く使っていかれると良いですよね。

 

■なぜこの活動に参加しようと思ったのですか?

白幡)今日はこのインタビューのテーマ、「ボランティア」についても聞かせて下さい。

最初に少し、「ボランティア」の定義の話をさせてくださいね。事前に皆さんとやり取りをしたときにすでにお伝えしたことですが、チームとして「自分たちがしていることはボランティアですか?」という質問をいただいていたので、改めてボランティアについて4つのポイントをお話しします。

1. 自主性、自発性(自ら進んで行動する。やってみようを大切に)
2. 社会性(自分のためだけではない、社会と関わっていこうとする)
3. 無償性(お金もうけを目的にしない)(お金ではないよろこび)
4. 創造性、開拓性、先駆性(社会をよりよい方向へと変えていこうとする)

これらの4つがそろって「ボランティア」と、私たち、ゆうあいセンターでは言っています。そう考えると、皆さんがチームでしていることは、この方向性の活動ですよね。

なぜこの活動に参加しようと思ったのかや、実際に参加してどうか、などをそれぞれ聞いてみたいです。お一人ずつ順番にお聞きしましょう。

鎌田) 国際系で集まったという話をしていましたが、実は私は医療系に進もうと思っています。本当は3月に離島訪問とか姉妹校訪問というのがあって、病院にインターンシップに行く予定でした。ですがコロナウィルスの影響で中止になり、部活の試合もなくなってしまいつらいなと思っていました。しばらくひきずっていましたが、いつまでもひきずっていても世の中の動きはまったく変わらなくて、そんな中いろんな高校生の団体が動いているので、私も何かしたいなと思い、自分にできること探しました。そしてみんなでいまの社会問題について考えて討論するというのを一緒にやりたいなと思って、参加しました。

白幡) そうなんですね。

鎌田) いまの自分にできることをなんでもいいからしようと思って。

白幡) なんでそう思ったんだろう…、なぜ、しようと思ったんでしょうか?

鎌田) 私はマイナス思考だったんです。ずっとなんで、なんで、という考え方でした。ですが、SDGsオンラインフェスタというのがあって、そこに関わっていた大人の人に相談した時に、「立ち止まるんじゃなくて未来に向かって進む方が、価値があるよ」と言ってもらって。社会に直接貢献できるかわからないけど、いままでは社会問題に対して「ああ、そういう流れなんだー」と軽くとらえていたけど、自分の意思をしっかり持とうと思ったんです。


白幡) なるほど。この2~3か月ぐらいで、考え方や行動が変わりましたか。

鎌田) はい、変わりました。

白幡) 佐藤さんはいかがですか。

佐藤) 私はこの活動を、受験のために知識を得るという程度のことで始めたんですけど、同期で刺激し合って今を知っていく中で、高校生という未熟な立場の人が何か社会を変えられたり、役に立てたりしたら素晴らしいと思うようになりました。この活動をすることで、自分たちの可能性を知ることが出来ると思います。周りのひとにインスピレーションを与えることで、周りも巻き込んで、自分たちだけじゃなくて大きなまとまりとして、社会をよりよく変えられると考えるようになって、今も続けています。

白幡) 社会を変える、と言うことですが、社会をどう変えたいですか?

佐藤) ディスカッションの中で、世界的な飢餓の話をしていたけど、例えば、ホームレスの人を岡山駅でみたり、困っている人をみたときに、高校生の自分たちでもできることをしてその人たちに可能性をもってもらい、希望をなくしているひとにも希望をもってもらったりして、その人たちと一緒に、社会を明るく変えていけたらと思います。

白幡) では次に芳岡さんいかがですか。

芳岡) 芳泉高校では総合学習でSDGsについて研究するというのがあったんですけど、私のテーマが「デモで平和をつくる」というのでした。今話題の、香港デモというのがあります。私はデモっていうものが必ずしも悪いものだとは思っていなくて。デモと、紛争と戦争の違いは、デモというのは暴力無しで平和を、社会みんなで模索するためにあるものであって、だけどそもそも日本ではデモはあまりいいイメージがついていないんですよ。香港デモも、何も知らない学生が自分のうっぷんをはらすために参加したりもしていて、だけどデモのあるべき姿があまり伝わっていないなっていうふうに思っていて。

白幡) はい。

芳岡) 私はデモと言うのは自分を表現する良い機会であるかなと思っています。

白幡) そうですね。

芳岡) デモは良いことなんだよというのを伝えたくて。で、デモって言っても、自分から意見を発するというのを日本人はあまり好きじゃないので、私も社会にけっこう思うことがあったというか、コロナで色々思うことがあって、それを誰かに言いたいなと思っていて。ちょうどこういう機会があって、もうこれは他の人たちに自分たちの考えを表明するっていう、いわば「インターネットでできるデモ」っていうか、他の人たちに社会の在り方を伝えるいい機会だなと思って、一緒にみんなで社会の可能性を模索したいなと思って参加しました。

白幡) ちょっと待って、「インターネットでデモ」って今、言いましたよね?

芳岡) はい。インターネットで。デモまで行くのはハードルが高いけど、インターネットでできることでです。

白幡) そう。私ね、いっぱいデモをしてきました。実際に歩くんですよ。私も、社会に訴えたいことがあって、デモに参加していました。

チーム) へぇ~!

白幡) 色々なテーマのデモをしてきましたよ。そのときに皆で訴える言葉を考えたり、身につけるものを工夫してアピールしたりしました。芳岡さんがいま言っていた「インターネットでデモ」という考えに面白いなと思いました。

白幡) では、次の方にお願いします。山地さん。

山地) 私は、コロナっていうこの時期があまりないことじゃないですか。そのなかで、学校がないから家で勉強しようとか、自分が好きなことしようというのも良いと思うのですけど、誘われたこともあって、この時期を活かして何かやっておいたら、経験しておくことで後になってコロナの時期はこういうことをしたなと、自分の経験が何かに活かせる。経験を持っておくことが大事かなと思って、活動したり今の社会について考えたり、改善策を見つけたり、自分の知識とか考えとかを豊富にしておくのは受験に対してもですし、大事かなと思って参加しました。

白幡) どうしてそんな風にプラス思考になれたんですか。前からプラス思考なんですか?

山地) はい、私けっこうポジティブ思考で…

白幡) ムカシからですか?中学生のときも?それとも最近?

山地) あまり考えたことなかったんですけど、高校に入って勉強とかずっとしてたら、あぁもうめんどくさいとかなるじゃないですか…。

白幡) なりますね、

山地) でも勉強することで自分はこういうことができる、っていうように考えるようになったら、自然と自分はけっこうポジティブ思考になった、みたいな…!

白幡) 良いよね~。ポジティブですよね。コロナの今を活かしてできることを、と。

白幡) 山地さん、何か、良かったですか。参加してみて。

山地) はい。自分の意見って広げられると言っても限界がある。でもみんなの意見を聞くことで、ああそういう意見もあるんだ、というのがあってためになりました。

白幡) なるほど。

白幡) 市本さんはいかがですか。

市本) 私がこの活動に参加したいと思ったのは、自分は、みんなの前で意見とかいうのが得意じゃないけど、同じ学年の知り合いの中であったら、自分の意見も言いやすいかな~と思って。そこで意見を言えたら、これから社会に出ても活かせるかなと思って参加しました。

白幡) そうなんですね。参加してどうでしたか。

市本) 実際に参加してみたら、周りの意見も聞けるから180度意見も変わったりします。そして、自分が正しいと思うことを一つに決めることも大切だなというのと、いろんな経験ができるから良いなと思っています。

白幡) はい。

市本) いま3年生で受験に向かっていくからどうしても活動はできなくなるけど、その分、後輩にも伝えて、低学年の人の中にもこういう活動をしたいという人がいると思うから、この活動の良さを伝えて、引き継いでいってもらえたら良いかなと思っています。

白幡) 下の学年も参加しているの?

チーム) はい。ディスカッションに1回入ってもらいました。1コ下の2年生に入ってもらって。2年生のほうが逆に発言してくれたとかあったので、感心しました!

 

■ボランティアについて

白幡) では皆さんに、ボランティアについて伺います。ボランティアってどんなことだと思いますか? そして自分が思っていることを他の人に伝えるとしたら。ボランティアってこんなことだよ、ということを言っていただけたら嬉しいです。

市本) 自分が思っているボランティアとは、ボランティアは無報酬でするから、人のためになにかしたいという意欲がある人がやるべきものであるかなと思います。

白幡) なるほど。人のためにですか。自分のためというのはどう?

市本) 自分にたとえ利益がなくても、人のためになにかしたいとか、自分より人を優先できる人がやることかなと思います。

白幡) 市本さん自身は、何か、そういうことをしていますか?

市本) ボランティアですか。

白幡) そうですね。

市本) 身近なものといったら、地域のゴミ拾いの活動などは何回か参加したことがあります。

白幡) はい。市本さんは、今やっているこの活動自体がボランティアだと思いませんか? 人に伝えていこうとか、そういうことがありますよね。

市本) 誰かがコロナとか考える等、詳しく知らない人もいると思うから、調べると言うことで知識が入るから自分にも利益があるけど、それを人にも伝えることで、倍のことができると言うのも、ボランティアですね。

白幡) そうですね。ボランティアって、たしかにお金という意味では無償性といっていますけれども、人のためだけではなく、自分のための部分もあって良いと思うのですね。

山地) さっき言われていましたけど、人をささえるとか、人のためにというのもあるのですけど、自分の知識を得られたり経験になったりという面で、ボランティアの活動をすることが良いことだと思っていて、強制的にやらされるのではなく、ボランティアですることでやりがいを感じたり、自分のものになるんじゃないかなと思います。

白幡) そうですよね。山地さんが言っているようなこと、つまり両方あって良いんじゃないかなと思うんですよね。他人のためでもあり、自分のためでもあるというような。どうでしょうか。

芳岡) 私はボランティアっていうのは、自分たちのためにもなって相手のためにもなるというのは大前提だなと思っています。今回は学生に対してのボランティアであって、ボランティアをすることで自分も成長できる面もあるし、相手も成長できるチャンスでもある。どうしてもボランティアというと、高齢者の方とか被災者の方とかに目をむけられがちだけど、全人類に平等にあるものだと思っていて、お互いが成長できる機会なのかなと思います。

佐藤) さっきボランティアの定義にもあったように、ボランティアは利益ではないとあったけど、利益じゃないとしたらボランティアは何なのかと考えた時に、自分は高校生という立場で、他にも大人の人で資格もないお金もない人でも、ただではじめられて、ただで参加できるという場所。つまりだれでも参加できるしなんでもできる場所。ということは、自分を見つめなおしたり、自分の可能性を広げられる。
もうひとつは、自分と他者という立場が常にあって、自分は何ができるかという立場と、自分がどうしたら相手が喜んでくれるかなと、どっちも立場を考えてやっているのがボランティアだなと思うので、自分と相手が繋がる場所、人と人とをつなぐ機会、それがボランティアだと思います。

鎌田) 私はボランティアって、自分の意志でできる事だと思っていて、自分がこれをしたいとか、こういうことをしてみたいと思うことがなんでも叶う場所だなと思っています。夏の高校生の体験ボランティアに1年生のときから参加して、進路も、そこの現場を見ていて自分がやりたいことが定まりました。自分がやりたいことと与えられることが一致することもあるし、自分たちが意見を伝えるための一つのツールになっていると思っていて。ボランティアって多くの人たちが携わっているので、ボランティアで出会った人たちが繋がっていくということも良い所だなと思っています。

白幡) みなさん良いこと言ってますね~。大事なことをいっぱい言ってる!
ちなみに、鎌田さん夏ボラに行ったんですか

鎌田) はい。最初のときに日赤病院で事務の仕事をして、客観的に病院を見ることができました。私は医療従事者として働きたいんですけど、裏側でどういう人がサポートしているのかなど、何をしているかを知る事ができました。

白幡) ちなみに、夏ボラに行った人は他にもいる?

チーム) はい、行きました。保育園、子ども食堂、子どもたちと料理をつくるボランティアなど、それぞれです。

 

■読者へのメッセージ

白幡) ありがとうございます。では、この記事を読んでいる方たちへのメッセージをお願いします。アピールしたいことありますか?

鎌田) 身近なことでも、自分たちは活動したいけど人前にはでたくないとか、意見は持っているけど言わないでおくとか、そうじゃなくて、学校の友だち一人にでも良いから、「伝える」っていうことが大事かなと思っています。

白幡) そうですね。普段なかなか強く言いにくいこともあるけども。

佐藤) ディスカッションに参加して、これまで言えなかったことがここでは言えた、などと参加した人が言ってくれることがあります。

市本) 自分がもしこれに参加してなくて、記事を見た側だとしたら、こんなことをしているのかなと思っても、どうやって行われているかわからない。だから、こんなことをやっていますという報告を投稿してくれたときに、次は参加してみようかなと、そんなふうに思ってくれるだけでも良いかなと思います。

白幡) なるほど。

山地) 私は、いっきに高校生皆考えてとかではなくても、ちょっとずつ、ちょっとずつの人がディスカッションで話したことを考えてくれたらいいなと思っています。ディスカッションによって興味を持ってくれる人がちょっとずつ増えて行ってくれたら良いなと思います。

白幡) 実際増えて来てるんですよね。もっと増えると良いですね!

芳岡) こういう活動をしていて、意味ないだろうと言われたり批判されたりすることもあるけれど、高校生だから意味がないというのではなく、SNSを使って発信していくこと。情報を発信していけたらいいことはあると信じてみんなも意見を発信してほしいと思います。

白幡) みなさん、ありがとうございます。あっという間に時間が経って、まだまだ聞きたいところですが、今日のインタビューはここまでにしたいと思います。また次に一緒にお話ししたり活動できることを楽しみにしています!

 

(写真:「今を考える@岡山高校生ミーティング」の5人と、ゆうあいセンタースタッフの3人で)

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