ボランピオ

2016年03月号

岡山高校生ボランティアアワード

2016年03月25日 18:18 by youi_center

高校生たちの日頃の活動の成果を示す舞台

ボランティア活動に尽力する県内の高校生で一次選考に通過した8団体が、取り組んできた活動についてプレゼンテーションを行い、来場者の投票によりその努力を讃えるというイベントである。
2月11日、岡山大学Junko Fukutake Hallには約100名の傍聴者が集まり、壇上の学生たちは真剣な眼差しで、ボランティア活動の集大成をアピールした。
日頃の活動を通じて培われた経験や成長もきっとあったのだろう。発表を聞くうちに、それぞれに課題や問題点を抱え、悩み苦労しながら活動を行ってきた様子も見てとることができる。

 

素晴らしい着眼点と充実した活動内容

ボランティア活動のテーマは身近な所から地球規模のものにまで範囲は及ぶ。生活する地域の中での問題の取り組みや国際貢献、環境問題など着眼点は幅広い。学芸館高校の生徒達はカンボジアの日本語学校の子ども3人を来日させたい想いを元に滞在費、パスポート取得費45万円を捻出するためカンボジアカレーや雑貨を売る活動をし、来日したカンボジアの子ども達と西大寺小での出前授業を行った。審査員からは高校生が、ここまで出来る実行力は素晴らしいというコメントがあがった。また、真庭高校の生徒はしめ山と呼ばれる地元の巡礼の山が荒廃している事に着目し、開発に取り組んだ。山登りに必要な準備体操として真庭市の歌を採用し、しめ山体操を考えた。

 

工夫を凝らしたプレゼンテーション

評価すべきは活動の内容のみならず、プレゼンテーションへの工夫である。どの団体も高校生らしい元気さが伝わってくる説明となかなかの力作であるスライドである。中でも、学芸館高校のスピーチ冒頭には「ハローエブリワン!」という元気の良い英語の挨拶から始まり、英語でのスピーチをした後、現地クメール語で数字の表現を話す流れや真庭高校のしめ山体操を実際に体操して見せ、途中に取り入れたりといったオリジナリティーのあるプレゼンテーションが見られた。

  

アワードの大賞には岡山県立矢掛高等学校の「やかげ子ども連合」という団体が選ばれた。高校生が呼びかけて、小中学生と連携を取り、町のゴミ拾いから朝市の出店、地元特産の干し柿を活かしたスイーツの製作など、子どもたちが自ら考えて協力し合い矢掛の町作りに取り組んできた事が評価された。しかし、どの団体も素晴らしい活動の取り組みをされている団体が多く、投票する参加者の選考の難しさをうかがえる様な表彰式であったように感じた。受賞できなかった団体も、自主的にボランティアのテーマを考えて取り組み、問題点や課題を克服しようと努力したことが彼らにとって、一番の収穫だったように思った。




■ソーシャルライター
臼井 進
(岡山市在住 会社員 / 日本てんかん協会岡山支部世話人)

 ※ソーシャルライターとは※
ソーシャルライターとは、社会の課題や解決行動を自分の目線で取材、記事の執筆し、本サイトやその他のソーシャルメディアなどを活用して発信することで社会を変える取り組みを行う人を表する造語です。ゆうあいセンターには記事を書き、発信して下さるボランティアとして、ソーシャルライターが活躍しています。

*ゆうあいセンター「岡山高校生ボランティアアワード」開催報告はこちらからご覧ください
http://blog.canpan.info/youi-c/archive/157

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