平成30年7月5日から降り続いた『平成30年7月豪雨』により、岡山県災害対策本部の被害状況まとめによると、県全体で61名が亡くなり、その多くは倉敷市真備地区にお住まいの方々でした。また、床上・床下浸水の被害建物も県全体で9,200棟あまりとなっており、甚大な被害を受けています。
「災害ボランティアセンターの立ち上げ」
こうした中、平成30年7月11日、社会福祉法人倉敷市社会福祉協議会は、中国職業能力開発大学校の体育館等をお借りして、災害ボランティアセンター本部を設置し、災害ボランティア活動支援プロジェクト会議(支援P)、全国災害ボランティア支援団体ネットワーク(JVOAD)、特定非営利活動法人岡山NPOセンター、ピースボート災害ボランティアセンター、倉敷市、県内外の社会福祉協議会など多機関・団体と連携し、被災地支援に取り組んでいます。
「災害ボランティアセンターの運営」
災害ボランティアセンターには、寄付・寄贈や活動相談、物資調達、支援者管理を行う総務班、ボランティア受付や救護、送り出しを行うボランティア支援班、ニーズ受付や活動先とのマッチング、資材・車両調整を行うボランティア活動班、より被災地の近くに活動拠点を設けようとサテライトが設置されています。民生委員児童委員や愛育委員、ボランティアグループ連絡協議会をはじめとする地域住民の方々もスタッフとして支えていただきながら運営しています。
「泥を見ないで人を見る」
この言葉は、被災地支援に関わるすべての人達の心構えとして、伝わっています。発災直後は全国から一日1,000人を超えるボランティアの皆様にお越しいただきました。家屋から土砂を取り除いたり、家具を移動したり、掃除や片付け、床板はがしなど様々なニーズに対応しています。今後は被災された皆様の生活支援が大きな課題となります。地域のつながりをどのように再生していくか、倉敷市真備支え合いセンターや生活支援コーディネーターなどと連携し取り組むことが求められています。
(写真)倉敷市災害ボランティアセンターHPより
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