ボランピオ

2019年1月号

「ひとづくり」による「まちづくり」-しょうおう志援協会の成り立ちと活動

2019年01月31日 17:59 by youi_center

●「ひとづくり」による「まちづくり」の町 勝央町
 私たち、しょうおう志援協会の拠点がある勝央町は、岡山県北東部にある人口約11,000人の町である。
福祉制度が充実しているためか、若い世代や子どもたちも多く、大手企業27社が集積する勝央工業団地と農業公園ノースヴィレッジがあり、葡萄と桃と黒豆が特産品の「ほどよい田舎の町」だ。
今、勝央町では「ひとづくり」による「まちづくり」が活発に行われ、様々なプロジェクトが立ち上がっている。
今回はその原動力となっている、しょうおう志援協会の成り立ちと活動について紹介をしたい。



●しょうおう志援塾
 全ては、偶然にも『場活師』と銘打ち、企業風土の革新に挑む泉一也氏の住居が勝央町にあることから始まった。
彼は、「300社以上の組織活性化と1万人以上のコーチング実績から生み出された新しいリーダーシップ論の開発者」であり、人と組織の在り方をイノベーションしてきた実践経験をもとに、勝央町の総合戦略に掲げた「地域活性化リーダー」を育てるために2015年11月、「しょうおう志援塾」を立ち上げることになった。
 志援塾には「勝央町をもっとよくしたい」と考えていた仲間が集結し、企画の作り方やプロジェクトの進め方など様々なことを学んだが、その集大成として「志プレゼンテーション大会 町民の主張」が開催され、塾生たちはそれぞれの志を活性化プランという形で町民の前で発表することとなった。
最優秀プランに選ばれたプロジェクトは町全体を巻き込み、同年実行されるほど、勝央町に大きなインパクトを残したのである。
町に確かなムーブメントを巻き起こしたことを実感した私たちは、この流れを次から次へと生み出すためには、母体となる組織が必要だと考え、しょうおう志援塾の卒塾生を中心に新たな仲間を加えて、2017年5月に「しょうおう志援協会」を立ち上げた。
 泉氏のネットワークを活かし、全国で活躍している専門家の助けを借りて、国の地方創生加速化交付金、地方創生推進交付金の採択を得ることで、私たちは町民の主張で発表された様々なプロジェクトの実行にチャレンジしている。
今年度は勝央町の縁起の良い勝利のブランド「勝ブランド」の開発や、小中学生向けの「こども起業塾」など、観光・特産品づくりや教育分野まで活動範囲も幅広くなってきている。



●地方創生のキーワードは「循環」
 よく、志援協会は「営利目的なのか非営利目的なのか」と聞かれることがあるが、クラウドファンディングが資金源になり得る今の時代においては、誰がどんな想いを持ってプロジェクトをしているかこそが最重要なことだと考える。
例えば、現在、勝央町では「町民の主張」で発表されたプロジェクトから「子ども大人食堂」や「健幸ラボをつくる」といった活動が始まっている。
活動自体は地域の課題解決型のボランティア活動だが、勝央町に与える貢献度は非常に高い。
 こういった活動に共感をする人が金銭的な志援をするようになれば、活動自体が収益を生む構造ではなくても十分に活動費が賄えるようになるはずだ。
私は、地方創生のキーワードは「循環」にあると感じている。
ヒトの循環、モノの循環、カネの循環、仕事の循環、そして仕組みの循環。勝央町の内外を大きな視座でとらえ、流れを整えることで全てのことが効率よく動き出すのだ。
循環の話は次の機会があれば詳しく話をしたいと思う。






 ローカルイノベーションの起点は「地域にいる人が志に目覚めることである」と定義し、人材の発掘と育成を第一とすることで、勝央町に誇りと愛着を持って暮らしていける仲間を増やし、次世代にリレーしていくこと。
それが、私の考えるしょうおう志援協会の姿である。

最後に私の座右の銘を紹介しよう。
「意思あるところに道はある」
第16代アメリカ大統領エイブラハム・リンカーンの言葉だ。
地域のため、社会のために頑張っている同志のみなさん、熱い想いは必ず伝わり仲間が集まります。
楽しんで突き進もう!





一般社団法人しょうおう志援協会  会長 本行 才泰(ほんぎょう まさひろ)
一般社団法人しょうおう志援協会 
Facebookページhttps://www.facebook.com/kokorozashi.sharespace/
公式WEBサイトhttp://shoo-shien.com/

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