岡山理科大学科学ボランティアセンターを訪問しました!
岡山理科大学にある科学ボランティアセンター。
大学の先生と学生会のメンバーで運営をし、依頼に応じて地域に出向き、科学イベントなどの出前講座を行っています。
自分たちの専門性を活かし、地域還元をしているボランティア活動。
今回はこの冬より、新たに会長になった道方善文さんを中心として、ボランティアセンターの活動について伺ってきました!
― 科学ボランティアセンターで、学生会のみなさんはどんなことをされていますか?
「地域の依頼を受け、科学イベントの企画を考えます。
多いのは小学校や公民館など、子ども向けのイベントですが、対象を絞っているわけではないので、一般からのご依頼もあります。
企画内容に関しては、ある程度流れのようなものはありますが、対象者や希望される内容に合わせて、企画し、確認し、準備をすすめています。
現在の運営メンバーは20名から30名おり、そのメンバーの中から企画の責任者をたて、プロジェクトを進めています。
自分たちなりに想いをもってやっているので、企画だてをする時には、時間も労力もかかりますが、決まるとみんなで盛り上がって準備します。
結構みんなで集まって、試行錯誤で準備をしていますね。」
― なぜ科学ボランティアセンターに入られたんですか?
「最初は全然、乗り気じゃなかったですね(笑)。友達がのぞいてみようって誘ってくれたのがきっかけでした。
特にボランティアをやろう、って意気込んで入ったわけではありません。
なぜ入って、続けて、今は会長をしているかというと、ただ楽しかったから。
今、科学ボランティアセンターのイベントでは子どもに向けてのイベントが多いのですが、もともと子どもの扱いになれていたわけではありません。
ただ、科学のイベントを行うなかで、僕が何かをしていると、子どもたちが集まってきて「何をしているのか」と興味津々な顔を見せます。
自分の知らないことに触れると、驚いて、一緒に考えたり、自分の手でつくったりする。
地域にでかけていく時間を、(入学前は)想像していなかったけれど、ボランティアをする時間が、とても楽しくなりました。」
― 大切にしていることはどんなことですか?
「楽しんでもらうためだけにやっています。
それが僕も楽しい。それが一番大切にしていることの中心にあります。」
― 代表の難しさはありますか?
「科学ボランティアセンターの企画はすべて手作りです。科学イベントごとに責任者を決め、その責任者が企画を主体で動かしていきます。
そこの割り振りなどは代表がするようになるので、コーディネートをするという意味ではまだむずかしさを感じています。
また、学年があがり、企画の責任者になることが増えました。
先輩たちから学んだことを思い出しながら、必死にやっています。」
取材を終えて・・・・
科学ボランティアセンターの学生さんから感じられたのは「自分たちの楽しい」「自分たちの興味」が軸にあるということでした。
コーディネートをされている担当の先生も、
「学生は、大学の特性を社会につなげていってくれている存在。
自分たちが好きなことで集まっているのもあるが、本人たちもなかなかできない体験で、良い機会になっていると思う」
と地域にも、学生にも良い関係性をお話しされていました。
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