ボランピオ

ボランピオ vol.4

「自らが動く! 地域密着ボランティア!」順正学園ボランティアセンターさん

2014年03月23日 11:15 by 匿名
2014年03月23日 11:15 by 匿名

高梁市の吉備国際大学にある「順正学園ボランティアセンター」さん。

災害復興支援・地域貢献・障害学生支援・国際貢献…以上の4本柱を活動の中心に据え、地域に密着した特色あるボランティア活動を行うことを目的とされています。

主な活動として、地域から寄せられたボランティアを大学生につなぐコーディネートや、地域とより密着していく活動として、高梁市本町地区で実施している「わっしょい高梁!のびのびサロン」などの自主企画も行われています。

「具体的に、どんな活動をしているのか」

「どんな想いで活動をされているのか」

  

今回は、順正学園ボランティアセンターの学生スタッフ、森脇さんにお話をお聞きしました。

 

●ボランティアセンターさんが最近の取組として、『わっしょい高梁!のびのびサロン』などがありますが、こちらはどのようなキッカケで始められたのでしょうか?

「地域住民が持つ力を発揮できる場や機会が少ないと感じたことがこの活動を実施しようと思ったきっかけです。
 また、学生と地域住民がお互いに協力し合い、ひとつの活動を行ない、世代を超えた交流を実現したいと思いました。
 これまで4回実施し、レクリエーションや小物作り、昼食会などを行ないました。
 地域住民のニーズに合った活動を考案することは簡単ではありませんが、地域住民がサロンを楽しんでいる様子を目の当たりにして、地域に根ざした活動の重要性をあらためて実感することができました。」

 

●なるほど。地域との「協力」は素敵ですね。地域とはどのように企画を進められたのですか?

「まずはこちらのほうで企画を考え、提案。
 
 そこから意見をもらったり、企画を一緒に深めていく形で進めました。

 学生リーダーが中心になって話し合いを進め、イベントのチラシをつくったり、大学内外へよびかけながら、多くの学生へ参加を促していく取組を行っています。」 


●森脇さんがボランティアセンターで活動するようになったきっかけを教えていただけますか?

「私がボランティアをするようになったきっかけは、2011年の東日本大震災の様子をみたのがきっかけでした。テレビで震災の様子を見たときに何かをしたい、という想いが自分のなかでわいてきたんです。

大学に入り、自分でも何かできることを探し、ボランティアセンターに入りました。」

 

●ボランティアセンターで活動するなかで印象的だったことなどはありますか?

 「高梁栄町商店街で行っている、子どもを対象とした"手作り遊び教室”はとても思い出深いボランティアでした。

 どんなボランティアかというと、商店街のなかにある空きスペースを使って、子どもたちとはり絵やビーズアクセサリーづくりを行うというもので、私も何度も参加している活動になります。

 自分が地域のにぎわいに貢献できたこと、そして普段はない異年齢の交流、地域の方との交流は自分を成長させたように思います。

 自分でできることは限られています。けれど、このボランティアを通じて、地域のなかで子どもたちが遊ぶ場所が少ないなどのニーズに気が付くことができました。

 もともとボランティア活動をしていたわけではありませんが、ボランティアセンターの活動を通じ、自ら積極的に動くことの大切さを感じることができました。」

 

●今後のボランティアセンターは?

「サロンや商店街など、地域に関れる人がひとりでも増えるように。

 多くの手助けができるボランティアセンターをめざしていきたいと思います。」

 



これから新学期に向け、新しいメンバーも募集中の順正学園ボランティアセンターさん。

「社会の様々な人と出会い、気づき、自らが動くこと」を大切に動いている先輩の姿は、後輩にも引き継がれていくのではないでしょうか。

これからの活動にも期待が寄せられます。

関連記事

【ゆうあいC 入居団体インタビュー⑦】 『言の葉舎』

vol.44(2024年3月号)

【寄稿】ソーシャルワーカーとして子どもの居場所づくりを考える ~子どもソーシャルワークセンターつばさのインタビューを通して~

vol.43(2024年1月号)

【寄稿】子供たちの自立を支えるNPO法人すたんど

vol.28(2020年03月号)

読者コメント

コメントはまだありません。記者に感想や質問を送ってみましょう。

バックナンバー(もっと見る)