ボランピオ

ボランピオ vol.4

もっと面白い理大、もっと学生が輝けるところへ(とり.OUSさん)

2014年03月24日 09:28 by 匿名
2014年03月24日 09:28 by 匿名

「もっと面白い理大、もっと学生が輝けるところへ」

上記モットーを掲げ、

岡山理科大学公認イベント企画サークル

「とり.OUS(OUSはOkayama University of Scienceのこと)」は2012年4月に発足しました。

現在、15人のメンバーでイベントの企画・運営を実施しています。

 

「とり.OUS」とはどのような団体なのか、代表の井口陽平さんにお話を伺いました。

「自分たちに与えられたミッションは3つ。

まず、学生に愛校心を持ってもらうこと。
そのきっかけとなるようなイベントを提供することで、学内のつながり強化を図ります。

2つめに、学習環境を主体的に良くしていくこと。
理大では、今年度から「学生FD(※1)」に取り組んでいます。
『どんな授業がおもしろいのか?』など、教授・職員と学生の考えのギャップをうめていく活動になります。

3つめに、岡山のまちを、理大から活性化していくこと。
学生として、社会へ関わる活動に参加することは、自分たちのことを知ってもらうきっかけにもなります。2月8日には『つなおか2014(※2)』にも参加しました。メンバーのうち5人が実行委員会に所属し、春先から企画に関わってきました。当日には『学生FDってなに??』というタイトルでブース出展も行い、活動の広報を行いました。」

(※1)学生FD…よりよい大学教育をめざし、学生・教員・職員が一体となり大学教育を改善する取り組み。
(※2)つなおか2014…2/8に開催された、"まちづくり”をきっかけに集まった学生による、つながりをテーマにした真冬の野外フェスティバル


与えられたミッションに基づき、七夕やクリスマス、ミスコンに真冬の運動会、そしてまちづくりへの取り組みなど、今年度も2ヶ月に1度のペースで多くのイベントを実施してきた「とり.OUS」。

「来年度は、これまでの活動のレベルアップとブラッシュアップをしていきたいです。
たちまち4月には、新入生に対して社会参加の可能性を広げるための新歓イベント(27日開催・ゆうあいセンターと共催)も企画しているし、円卓形式の『上級生と新入生のしゃべり場』も設定したいと考えています。

また、外部団体との関わりも広げたいです。
学生同士のつながりはもちろん、社会人の皆さんとの関わりも大切にしたいと思っています。活動と仕事を両立するために、どこで折り合いをつけ、どうやってモチベーションを上げているのか聞いて、学びたい。そして、お互いがお互いに求めていることを摺り寄せ、一緒に何かやっていければと考えています。」

 

現在、15人のメンバーで活動する「とり.OUS」。
まだまだ人手が足りないと感じているそうです。

取材に同席してくれた井口さん以外のメンバーに、これまでの活動を振り返った感想を聞きました。

「自分たちの企画を『おもしろい』と言ってもらえることに快感を得ている。
まちづくりや学生FDに取り組み、自分主体で考えるきっかけができた。
視野も選択肢も広がったので、これからの活動に活かしたい。」
(高橋正光さん)

「自分発で周りを変えていきたい。
イベントを通じて人に影響を与えられることはすごいと思う。
色々なところに羽ばたいていける人間になりたい。」
(益岡奈々さん)

「とり.OUSに参加して、人との関わりがどんどん増えている。
まちづくりで社会人の方と話すことが楽しく、自分のモチベーションも上がった。
自分も広がってみようかな、という気持ちになれた。」
(伊與田夏那さん)

「イベント企画やまちづくりを通じて、人と人とのつながりの大切さを感じている。
自分がどう動くのか考えるようになり、たくさん動ける人間になった。
理大に愛着を持つようになったし、岡山のこともいろいろと考えられるようになった。」
(大野明里さん)

「自分から積極的に他人と関わろうとするタイプではなかったが、
そういった機会が多く、関わることが楽しいと感じるようになった。
そんな楽しさを、周りの人にも伝えていければと考えている。」
(壱岐紗也加さん)

「何かを変えたいと思って、他の人よりも半年遅く活動に参加した。
自分で作ることが楽しく、参加する人にも喜んでもらえるということはすごいと思う。
『思い』だけではダメで、実行するための『力』が必要なことも学べた。」
(鈴木智詞さん)

「初めての後輩ができ、刺激的で楽しい1年だった。
副代表という責任ある立場で、後輩への見せ方を意識するようになった。
自分の未熟さを知り、自分も後輩も成長でき、サークルの底上げができた。」
(宮尾紗英さん)

 

メンバー全員が「人と人とのつながり」を大切にしている「とり.OUS」は、発足して丸2年を迎えようとしています。学内の活動だけにとどまらず、まちづくりにも幅広く取り組んでいることが今回の取材でわかりました。
発足当初からの若さと情熱を武器に、経験を重ねることで企画力・運営力のスキルをどんどん身につけている彼らの3年目の活動がとても楽しみです。

関連記事

【ゆうあいC 入居団体インタビュー⑦】 『言の葉舎』

vol.44(2024年3月号)

【寄稿】ソーシャルワーカーとして子どもの居場所づくりを考える ~子どもソーシャルワークセンターつばさのインタビューを通して~

vol.43(2024年1月号)

【寄稿】子供たちの自立を支えるNPO法人すたんど

vol.28(2020年03月号)

読者コメント

コメントはまだありません。記者に感想や質問を送ってみましょう。

バックナンバー(もっと見る)