
「春やなぁ。」

「そうだね。桜はもうすぐかな。」

「そうやな、桜…。桜はきれいやけど散るのが淋しいな…。」

「センター君、遠い目になってるよ?大丈夫?」

「・・・・・・。」

「この間ボランティア活動に楽しそうに行き始めたばかりだったのに何かあったの?」

「・・・・・・!」

「一緒に活動していた可愛い子にフラれたんだね?」

「ちゃう!卒業していなくなってしまうんや…。」

「でも活動は続けるんでしょ?」

「
・・・うん。楽しいから続ける。」

「ん?」

「楽しいから続けるんや!仲良くなったボランティア仲間もおるし、職員さんと新しい活動の相談もしているし。」

「へ~。新しい活動をつくるなんて頑張ってるなぁ。続けていくともっと色々形になりそうだね!」

「想像していたよりもずっと、ボランティアって意義深い。」

「『楽しい』『続けたい』って思えるのは、職員さんたちがきちんとそんな環境をつくってくれているからなんやなぁ。」

「そうだねぇ。ボランティアと共に団体をつくることの楽しさ、やりがい、難しさ…、色々あるけど、そこに携わる人たちの思いと力が、社会を動かす力に繋がっているのかも。」

「せやな。」

「そんな人たちの思い、次の記事とかよくわかるよ」

「へ~。…あ!これは、ノートルダム清心女子大学の学生さんたちによるインタビュー記事やな。昨年度に引き続き第二弾やな。」

「今回のも力作ぞろいだよ。」

「活動のことも活動への思いも、よく伝わってくるよね。」

「すごい…。引き込まれて一気に読んでしまった…。」

「センター君より文章上手だね。」

「放っといてよ。」

「次の記事は、企業とNPOの話。どこかが単独で頑張るんじゃなくて"共につくる"話だね。センター君が楽しみにしていた続編だよ。」

「待ってました♪」

「企業とNPOに共通点があったとは…。勉強になった。」

「うん。…社会へのまなざしかぁ。実現したい地域社会像という視点で改めて見回すと協働の可能性も広がりそうだね。」

「まずはお互いをよく知らんとあかんな。」

「そうそう。NPO法人さんの運営上の疑問に応えるページがあるみたいだよ。」

「運営したはる人の視点で団体を見るのも勉強になりそうやな。」

「今日は3月31日。明日から新年度かぁ。」

「…!あの子が引っ越してしまう…!」

「…。(しまった。せっかくほかへ話題を逸らしたのにまた戻してしまった…。)」

「うぅぅ…(涙)」

「また新しい出会いもあるよ。」

「わーん!ゆうあい君、4月からも仲良くしてな…!」
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