東京の大学試験会場に向かうバスの中で東日本大震災に遭遇した井口陽平さん。
「間違いなくこの日は僕の人生のターニングポイント」と語った。
今まで一度も経験のないボランティア活動に参加。岩手で瓦礫を撤去しながら多くの人と語る中で「自分も人のためになれる」と実感した。
社会参加への入り口を自分の行動で開いた井口さんは、学校の成績、偏差値では計り知れない若者のパワーを社会で生かしてほしいと任意団体を立ち上げた。
東日本大震災以降、学生たちの社会参加に対する意識は高い。しかし、それをコーディネートして若い力を活かせる大人は少ない。「ならば自分がやってみよう」と。
現在はNPO法人 若者応援コミュニティ とりのす代表として、岡山で若者が社会参加するため、参加して活躍するための支援活動を広げている。
「社会と関わる学生の笑顔を見たい!」それが井口さんの原動力となっている。
(すどうあけみ)
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